Medical7106’s diary

医療 国家試験対策

加齢により筋力低下 なぜなの? 原因は?

 

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サルコペニアとは??高齢者は気をつけて

 

サルコペニアとは加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下こと。
筋肉·骨·関節構成要素などの運動器は,加齢に伴い機能が低下する。加齢に伴う骨格筋量および骨格筋力の低下と特徴とするサルコペニア(sarcopenia)は主に高齢者でみられる。その低下の速度と程度は筋によって異なり,大腿前面(大腿四頭筋),大殿筋,中殿筋,大腰筋,腹筋群,背筋群などの筋で顕著であり", 筋量は伸筋群と比べ屈筋は加齢による影響を受けにくいとされている。

 

サルコペニアは加齢が原因となる部分と、加齢以外による活動, 疾患,栄養が原因となる部分があると考えられている。 膝OAは高齢者が多く、加齢の影響を受けやすく,関節痛の増強や肥満の影響による日常生活の活動量低下,また,高齢者には既往歴も多いため
考慮する必要がある。

 

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また,栄養の影響は少ないとされているが,高齢者は加齢に伴う食事の総摂取量が減少する。それにより骨格筋に必要な蛋白質摂取量も低下し,それがサルコペニアを促進する要因の一つであるとされているため, 栄養ケアが必要と考えられる。

 

日常生活の活動量低下は廃用性筋萎縮を生じさせ,サルコペニアと同様に筋量減少·筋力低下の原因となる.両者の特徴は共通する部分があり,廃用性筋萎縮は可逆性な回復を認めるが、サルコペニアは不可逆的であるなど相違点も認める。両者を区別することは難しいが,筋量減少·筋力低下に混在している可能性を考慮することも必要ではないかと考えられる。