生理学 理学療法・作業療法 国家試験問題 解説
50P63
副交感神経の作用はどれか。
1.気管支の収縮 2.心拍数の増加 3. 涙液の分泌抑制
4.膵液の分泌抑制 5.内肛門括約筋の収縮
自律神経の交感神経と副交感神経の働きについて理解することが重要になってくる。両者が持抗的に働くことと立毛筋,汗腺は交感神経のみの支配であることを確認する。交感神経は運動モードであり,副交感神経はおやすみモードとイメージしたら覚えやすい。消化管については, 食事はリラックスしているときにとるものだから, 副交感神経が関わる(促進),などとして考えるとよい。
解説
◯1.副交感神経は気管支を収縮させる。運動時は交感神経優位で, 呼吸したいため気管支を拡張させる。副交感神経はその逆なので収縮させる。
×2 .副交感神経は心拍数を減少させる。
×3.涙腺には副交感神経が分布し,分泌を促進する.交
×4副交感神経は消化液の分泌を促進させる。
×5.副交感神経はトイレをする時はリラックスすると考えると良い。それにより、内肛門括約筋を弛緩させ,排便を促す。
正 解 1