内科学 理学療法・作業療法 国家試験問題 解説
38-55
我が国で発生頻度が最も高い肺がんはどれか。
1.腺がん 2.届平上皮がん 3.腺扇平上皮がん
4. 大細胞がん 5.小細胞
解説
肺がんの発生頻度としては, 腺癌,局平上皮癌,小細胞癌,大細胞癌の順に多い。
この4型のみで全体の90%以上を占める。
○1 腺癌は約40~50%を占める。女性の肺癌として最多である.末梢肺野に発生し、発育速度は遅く,予後は比較的良好である。
×2 扇平上皮癌は約30~40%を占める.喫煙と関係が強く,男性に圧倒的に多い。 中枢気道に発生する。
×3 腺扁平上皮癌はほかの4つに比較してまれでれでる。
x4大細胞痛は約5%を占める。末梢肺野に発生し,悪性度が高く予後が悪い。
×5小細胞癌は約15%を占める。中枢気道に発生し,発育が早く,予後は極めて悪い。
正 解 1