整形外科 理学療法・作業療法 国家試験問題 解説
47A86
尺骨神経麻庫でみられるのはどれか。
1. Kernig 徴候
2. Lasègue 徴候
3. Froment 徴候
4. Lhermitte徴候
5. McMurray徴候
解説
上肢の主な神経障害で起こる運動障害症状,手の変形は理解する必要がある。
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×1Kernig徴候は髄膜刺激症状の検査で陽性の場合みられる. 背臥位にて股関節,膝関節90°屈曲位から膝関節を他動的に伸展したとき, 痛みが出て膝関節を130度以上伸展できないことを指す。
×2 Lasègue徴候はL4/L5, またはL5/S1ヘルニアでみられる.背臥位で膝関節を伸展位に保持させたまま下肢を挙上させていくと70°未満の挙上で,坐骨神経に沿った疼痛が誘発される。
〇3 Froment徴候は尺骨神経麻痺でみられる.母指と示指で紙片を保持させ,検者が引き抜こうとすると,母指の内転ができないために母指屈曲位をとることをいう。
×4Lhermitte徴候は多発性硬化症などの脱髄性疾患で,頸髄病変がある場合にみもみられる。頸の前屈によって背部から下肢にかけての放散痛が誘発されることを指す。
×5 McMurray徴候は半月板損傷でみられる。背臥位で膝を完全に屈曲させ片手で踵部を保持する。下腿を外旋させながら膝を伸展させたときに痛みやクリックを感じれば内側半月の損傷,下腿を内旋させながら膝を伸展させたときに生じるならば外側半月の損傷を示唆する。
正 解3
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